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モリタヤスノブログ3.0

福岡大学商学部 森田泰暢のブログです。のらりくらりキラリ。

UX KANSAI「よいサービス・製品のための、UXデザインの考え方」に参加(ラーニングバーも)

2017年2月10日に開催されたUX KANSAI主催「よいサービス・製品のための、UXデザインの考え方」に参加してきました。

peatix.com

以前の福岡で開催されたシンポジウムと近い内容ではありましたが、その際には運営側としてラーニングバーにトライしていたもので、講演の内容やラーニングバーはしっかりと体験できていませんでした。純粋な参加者として改めて参加したいと思ったわけです。運営した時との比較もできますしね。

(前はこんな感じでした。約半年前なんですねぇ)
domino613.hateblo.jp

岡村製作所オフィスツアーから

今回のイベントにはオフィスツアーまでついていました。ショールームにはアクティブラーニング用のファシリティ展示もあり、これはいいじゃないのとヨダレが。

オフィスレイアウトも短時間で観察。気づいたことも質問してあぁなるほどねと。形式的なフリーアドレス制ではなくて、機能性も踏まえられていて良かったです。レイアウトには意味がある、と。

オフィスツアー終了後、こちらもオフィスの外側に設けられたオープンな共創スペースbeeにてイベント開始。またこのスペースが良い感じで。

経験デザイン研究所 浅野先生「UXとサービスデザイン」

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環境変化とサービスデザインの希求との関係性を中心に今回はメモを。ゼミなどで話す場合にも背景を端的に学生に伝えたいからですね。
浅野先生は雑談まじえてばーっと話されているようで、単語や用語の使い方を大切にされている印象。誤って伝わらないようにという意識を強く感じました。
「ここからが面白くなるんだけどなー」のところでいつも終わるので、その先をまたお聞きしたいなと思いつつ(そのための懇親会か)、サービスデザインの最新動向も教えていただけて良かったです。

クックパッド 倉光さん

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こちらは実践的な内容。関西バージョンに仕上げられていて。前回は倉光さんのお話は途中までしか聞けていなかったので、今回は通しで聞くことができました。
1年に1回アクセスが伸びる時期やラマダン特集の話題の時に、聞いてる側からは「なるほど」という感じの「あぁ」という声が上がっていました。ぐっと聴衆をひきつけるポイントも入っていてさすがです。
関西バージョンへの仕上げや聴衆のひきつけポイントなど、こういうのもユーザー視点が組み込まれていていいなと勝手に思っています。染み込んでいるといいますか。

社内のキッチンは確かにエスノグラフィックリサーチができますね。「わー、キッチンあるなんてクックパッドらしくて楽しそう」ではなく、ユーザーテストがちゃんとできる環境なんですねぇ。少し作ってすぐに試す。サクッと作ることへの興味や志向が大事であることがよく理解できます。
倉光さんから伺った、開発者ブログの存在意義が個人的には刺さりました。ゼミでも活用しよう。

ラーニングバー(参加者として)

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今回は初めて参加者としてラーニングバーに。
各テーブルから気になったことをポストイットに書き出してホワイトボードへ。議論したいテーマではなくて質問を書きがち。それをスタッフの皆さんがグルーピング。ここ、めちゃくちゃ緊張しただろうなと思いました。福岡開催の時もこの手法は提案に上がりましたけども難しそうだったので止めた記憶があります。でもできていてすごかった。。。6テーマほどに整理されて6から7チームの結成へ。

とりあえず、テーマのオーナーになることは決めていましたので、自分も関心の高い「UXデザイナーの採用・育成」というテーマのオーナーに。自分を含めて6名のメンバーでディスカッション。名刺交換しながら各メンバーの考えを聞いていたらあっという間に時間が無くなってしまいました。時間配分ミスしたなぁと反省。運営していると中で何が起こってるのかわからないので、今回はとてもよくわかりました。私のようにのんびりディスカッションの環境づくりやってると良くないですね。。。時計が前面のディスプレイに出ていると嬉しかったかもです。

6人ともUXデザインの経験が浅いもしくは無い方が多く、UXデザイナーってこういう人なんじゃないか、こういう人を別部署から引っ張ってきて育てたほうがいいんじゃないかと仮説的な議論に。最後の発表時に「浅野先生や倉光さんの下に若手もしくは弟子をつけるとしたら、どんな人を採用するか、どう育てるか」という質問を投げかけて、自分たちが想像していたUXデザイナー像や素養について仮説検証をするが如く、お二人から面白いポイントをいくつか話していただきました。学生を育てるうえでも参考になりました。

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各チームの発表の後に会場からコメントを求められるとピーンと張り詰めた感じにも一瞬なったり。ボケたり掛け合ったりしていいのかというせめぎ合いもあったでしょうか。真面目な雰囲気になりすぎてしまったのではないかと思いつつも、発表のトップバッターが自分やったからそこもう少し配慮必要やったかもしれません。

その他

浅野先生が仰った「無駄なことをやっているときに人間の本質はよく見える」というお話。さらっと話されていましたが、印象的でした。AIやロボットの開発も進んで今後どうなるんだオロオロみたいなことはよく聞きますが、最近はもうそれによって引き起こされる未来像も一巡してきた感じもあって、その未来が早く来るのか、遅くなるのかくらいの違いなんだろうなと思っています。
そうなるとテクノロジーへの理解ももちろん大事ですが、(文系領域に自分がいることも含めて)改めて人間理解に力をいれないとですよね。例えば「やりがいがあってイキイキしてるような状態」だけではなく、「しょうもないことに夢中になっている状態」や「大切なことをサボってしまう状態」をちゃんと観察していくのはいいだろうなと感じた次第です。
先端的な領域とサービスデザインは重ねて話題にされがちですが、やっぱりちゃんと人間としてのユーザーを知ろうとする原始的な姿勢を持ちたいですね(そういうのが好きなだけですけども)。


ということで大阪までいった甲斐がありました。

浅野先生、倉光さん、UX KANNSAIの皆さん(今度はぜひラーニングバー参加者側で!)、岡村製作所様、ありがとうございました!