モリタヤスノブログ3.0

森田泰暢のブログです。福岡大学商学部の教員でヒマラボの代表理事でもあります。思えば遠くへ来たもんだ。

20181201-1202 サービスデザインワークショップ2018 台日合同(day1)

12月1日、2日はこちらに参加。

peatix.com

前日のライオン社への訪問からそのまま京都へ。インフォバーン京都にて台日合同のサービスデザインワークショップ。



林先生、浅野先生のお話の講義の後にフィールドワークへ。林先生の全身センサーの図は良かった。観察とは「目で見る」ことではなく、感覚を全て使うことだと改めて。「よく観なさい」と言ってる場合ではないな。
フィールドワークでは、台湾から来たメンバーをシャドウイングし、台湾からの観光客のインサイトを探る。



南禅寺から平安神宮を回ってインフォバーン京都へ戻るコース。本人たちは普通だそうだが、歩くのが早い。



スマホでどんどん撮影していた。何を撮ったかも聞いてみたいなと話したり。相手にスマホを渡して撮ってもらう。相手のスマホで撮影して自分に送ってもらうのはめんどくさいらしい。



まだまだ特殊な行為にも目はいってしまうけども、そこだけではない行為も集めようという意識は持てるようになってきた。量は質を生む。台湾の観光客は何に注目し、何が嬉しいのか。「嬉しい」の定義を頭の中で様々にリフレームしながら見れるようにはなってきたかもしれない。



木を触る、いただきますと言ってみる、こういうのも「嬉しいかもなあ」と記録する。流れてる川の水も触ったりしていた。確かに触れるとわかることがある。



途中で二人に話を聞いてみたり。割と泳がせながら我慢して見れるようにもなってきた。こちらで立てた問いについて聞いてみたり。「んー、そこまでは考えてないかな」というセリフが出た時に嬉しさを感じる。自分の中の勝手な想像、ズレを戻せる。



ランチもいろいろ探そうとしたけど、台湾のお二人は「コンビニでもいいから、平安神宮行こうよ」というノリ。自由に行動する。



どれだけ風が吹いても帽子を手で押さえながらずっと被っていたのに、神様の前では帽子を脱ぐ。



インフォバーン京都に戻って、KAマップづくり。ユーザーがずっと近くにいる良さと難しさを同時に体感。ユーザーが隣にいると、ユーザーは正解を語れるものだと思ってしまう。外国の方々の場合はニュアンスもわからないし(あ、これいま回顧的になってるな、とか)。無理に共創しようとして、お互い遠慮してしまったり。気使いすぎでしょうか、日本人男性。



台湾の方はKAカードの作り方を迷っているのかなと思っていたら、英語だと表現がしにくいということだった。中国語で書いてもらうことにして後で翻訳していくことに。頭では浮かんでるけどうまく出てこない時には、母国語も使ってもらうのは大事という学び。

決定的な発見や気づきは無いままこの日は終了。悔しい。今回日本人は、たまたま同じテーブルに座った人たちでチームを組んだ。「たまたま座った」というけども、どの席に座るかって意外と性格出るのかもしれない。同じ席に座るのはタイプが似てるから?割と同タイプの4人が集まった。



ビアバッシュは山崎先生や学生と一緒にビジネスや戦略、教育についてお話もさせてもらった。ここでのお話は翌週行う予定だった講義にもとてもプラス。懇親会は楽しい。2日目に続く。