アクティブトランジションのワークをやってみた
先週のゼミでは就職活動前でもありますし、「アクティブトランジション」(舘野・中原編、2016)の「カードde トーク いるかも!? こんな社会人」のワークを。
基本的には内定後に使うもののようでしたが、職業観・就業観についてはある程度就活前に言語化しておくのも良いんじゃないかと思い、トライしてみました。
(カラーコピーができず、白黒でのカードでしたが・・・)
細かな内容は是非書籍を購入してお読みいただきたいのですが、このワークでは一緒に働くのをためらう人、一緒に働きたい人を選び、その理由を述べるなど、ロールモデルとの関係性から自分の就業観や職業観を言語化していくものです。
働きたくない人、働きたい人のキャラクターカードが書籍内にありますので、それを活用して行っていきます。
あまり内容をお話しするといけないかもしれませんが、カードの中に「不夜城さん」という徹夜も厭わず働くモデル社会人がいます。学生からはこの人が圧倒的不人気。17人中16人が働くのをためらう人とのことでした。
理由は
・働く効率悪そう
・徹夜とか自分の価値観押し付けてきそう
・寝ずにやるなんてミスも増えるし、仕事もグダグダになる
・時間内に終わってないだけなのに偉そう
などなど
とにかくまぁこういうタイプの理不尽系モーレツ社会人みたいな人は苦手そうな感じでした。
(若者離れの議論でもそういうハナシあったような気がするな)
逆に一緒に働きたい人は
・理不尽なこともあるけど仕事さっさと進めようよの「忍さん」
・キャリアアップの「資格さん」
・プライベート大事な「オケイコさん」
・ステップアップの「踏み台さん」
・会社大好き「我社さん」
が人気。
意外と自信ある意欲ある人のいる環境は好き?
だけど不夜城さんは苦手で、仕事はちゃんと時間内に終わらせてプライベート楽しもうぜ感は出ておりますね。
大変なことの先に何かが待ってるから猛烈に頑張ろうぜ的な価値観はあんまり感じられませんでした。雰囲気良く仕事は進めたそうですけども。
「AIに仕事任せて楽しいこと考えましょうよ」みたいなことが意外とできる人になるのかもしれない(??)。
不夜城さんはアルバイト先とかにいるんでしょうかね。毛嫌いするリアルなモデルがいるのかもしれませんけども。
努力も大事だとは思う一方で、確かに努力した先に何かあるよね的な世の中でもなくなってきていますよね。それでも頑張れ、まだまだこっからだ、みたいなアプローチで何とかなるのか。色々考えさせられます。私がめんどくさがりなところもあるので、まぁ学生の気持ちもわかるなあとなってしまう瞬間もあり、いいのか悪いのか。
自分が描くロールモデルも、社内の仕事はきっちりこなす人みたいなのも思ったより多かったかも。
コミュニケーション上手、いざというときに役に立つ人、アツい人、日々の仕事から楽しめる人、ひそかにできる人、などもありました。
世代間ギャップの言語化、プロジェクト当初のメンバーの価値観把握、等にも使えそうだなと感じたワークでした。興味深かったです。
アクティブトランジション、おすすめです!