モリタヤスノブログ3.0

福岡大学商学部 森田泰暢のブログです。のらりくらりキラリ。

20180707 常葉大学の安武先生による「顧客と自社で価値を共創する面的思考の実験ワークショップ」

常葉大学の安武先生にお越し頂いてのワークショップ。

「顧客と自社で価値を共創する面的思考の実験ワークショップ」

ワークショップの前に常葉大学の学生の取り組みも教えて頂いて。東京でも取り組みの発表会を。
openconference2018.peatix.com
色んなところに出ていってもええんやで。

面的思考のWS

お題は「クリーンソリューション」。掃除に関する消費者(利用者)の気持ちをポストイットに書き出したり、社会情報、企業情報といった関連情報がカード化されたものをまず眺めたり。その上で、各ポストイットやカードを「感覚的」に模造紙に配置していきます。

面的思考の面白さは下記のようにポストイットやカードといった要素を、「これとこれは何となく近そう(遠そう)」と非論理的な感覚に基づいて配置していくこと。

そして並べられたできた要素の塊やその要素間の間に生まれた空隙にどのような意味合いがあるのかを叙述していくこと。



ポストイットが方眼紙の上にでも乗せられたかのようにピッタリ綺麗に並んでいると何かがおかしい?非論理的に行うフェーズでも構造化を始めてしまっているかも。

非論理と論理

WSの企画者の一人である福士さんは、グラフィックレコーディングを極めていましたが、グラレコをする時に「なんとなくこの辺かな」という非論理的な要素の配置が先にあって、その後に因果や関係性の明確化や構造化を図っていたんだろうなと改めて考えさせられました。

ポストイットに何かを書いて貼る場所やポストイット間の距離などに非言語的な意味合いがある。模造紙を2次元の「面」として使っている。

商学部の学生がやると、要素間の因果関係や構造を先に意識しそうです。要素間をどんどん関係性の矢印で繋ごうとするので、要素の配置箇所自体に意味合いは出てこない。位置と距離の意味。要素が生まれるたびに何か他の要素と繋ぐんじゃないでしょうか。「面」として使っている訳ではなく。


非論理的な配置の後に論理的な叙述を行うか、時系列的に生まれる要素との論理的な関係を考えていくのか。


ここが個人的にとても面白いところで。グラフィカルに記録する意味合いは前者の「非論理と論理」にありますね。グラレコは、単に要素間の関係を矢印で引っ張ったところにイラスト加えただけのグラフィカルなノートテイキングではない。九産大の時に常葉大学、成安造形大学とやったWSを改めて思い出しました。





線でつないで構造化した途端に、そこから思考が飛びにくくなるのはよくありますね。そういう関係性にあるようにしか見えなくなってくる。非論理的モードを徹底した上で配置して、その後に構造化始めた方がいいのかな。並び替えている時の発話が一番面白いですよね。「こことここは近いんじゃない?だって〇〇だもん」とか。

学生も心地よい思考の疲れがありそうでした。安武先生のWS、さすがです。どうなるんだろうと思いつつ始めて(少し不安のフェーズ)、だんだん形が見えてきて一気に思考が促進されるフェーズ(フロー)がありました。学生は良いモヤモヤも持ち帰れたかも?

学生blog

学生のblogの振り返りは下記の通りです(まだの人ははよ書きなはれや)。
私の周りでUX関連ワークショップをやる先生は「モヤモヤ」が出てきたらとても喜び、放置するが基本ですね。どんどん考えちゃうのいいなあ。

3年生も構造化する事で思考が固まるという気づきがあったり、自分たちの得意なパターンを2年生からの声でアンラーニングしようとしたり、なんか成長感あります。2年生もあの1日をうまく記事にまとめてました。

面的思考のワークショップ - まなたろぶろぐ
面的思考のワークショップと絆創膏の話 - ヒナコのゼミセーカツ
ワークショップ「クリーンソリューション」を考える - コトミのblog
7/7 ワークショップ - DAIKI OFFICIAL BLOG
180707 WSに参加してみた - 良い花は後から🌸
ワークショップ - haruerinの日記
7月7日 ワークショップ - yuma’s blog


安武先生、ありがとうございました。相互学習性、めちゃくちゃ高かったです。

(その後にもつ鍋食べに。あんまり学生来ないと思ってたけど半分以上来てくれた。もっと誘っていいかな)