「発散と収束」の「収束」:就活の時期ですね。その2
すぽるとのマンデーフットボールは、ほぼチューズデーフットボールですよね。あと、今週のナンバーワンゴールを番組の最後に持ってきてるけど、そこまで引っ張る力は持ってないと思う。
ま、それはさておき。
前回の続きを書いていきますね。
前回の記事(「発散と収束」の「発散」)では、まずどんどん過去のエピソードを書きまくって、その出来ごとについて考えまくって、その中から自分の行動や思考の「特徴」を見つけようっていう内容でした。
そして最後はこんな感じで終わりました。
「強み」や「弱み」を探すんではなくて、探すのは「特徴」です。
自己PRしなきゃいけないのに、なんで「強み」を探さないのか。
「短所は?」って聞かれるかもしれないのに、なんで「弱み」を探さないのか。
そっからいきましょう。
私の親友は、短所は気が弱いところ、にしてたみたいですけど、「気が弱いので、計画するときはぬかりないです」と話して、テレビ局のディレクターになりました。
また、某食品企業では、工場担当の人を採用する時に、衛生管理重視で確実な作業をして欲しいので「暗くて、内気で、黙々と地道に作業できる人」を、明るく元気で積極的な人よりも優先して採用してました。
「気が弱い」「内気」「単純作業にしか向いていない」「神経質」みたいなことは、一見すると短所にしか見えませんよね。
ただ、それは企業によっては強みになることもあるってことです。
(もちろん、自分で思い込んでる強みが、企業によっては弱みになることもあります)
つまり、長所と短所なんて背中合わせです。
ある特徴を、短所と決めつけるのは自分だし、長所だと思い込んでるのも自分ですよね。
その人が持つ、ある特徴が短所だと決めるのか、長所だと決めるのかは、極端に言うと、自分ではなくて相手の「企業」です。
その企業にとって強みになるかどうか、です。
だから、相手の企業を決めずに自己PRを考えること。
これ、ほぼ意味ないです。
必死でここが長所だと自分で決めて、思い込む作業ですもん。
相手がいないのにいきなりラブレター書き始めるのと同じです。
永遠にまとまりきりません。
ちゃんと相手を決めて、その企業がどんな人を求めているのかを分析して、そこに自分の特徴を合わせて書いていくこと。
これが「収束」です。
発散して拡げた自分のエピソード引き出しから、相手に合わせて良いものを選んで出すことです。
で、これをやろうと思ったら相手がどんな人なのかしっかり理解していないとできません。
それが「企業研究」です。
- どんな理念持っているのか
- どんな事業やっているのか
- どんな儲け方をしているのか
- どんなお客様がいるのか
- どんな強みがあるのか
- どんな仕事があるのか
- どんな雰囲気か
- どんな人がいるのか
- どんなことに社員は時間使っているのか
- どんなことを誇りに思っているのか
- どんなときに辛いのか
- どんなことを目標にしているのか
- どんなことをすると評価されるのか(これは時に目標達成じゃないことだってありますよね)
などなど
そのために会社説明会行ったり、OB訪問するんですね。
「わー、人事の人が魅力的やったー、わー」で終わってたら何にも書けません。
自己PRがまとまらないのは、自分の引き出しに何が入っているのかちゃんと見てないか、相手が何者か分からないかの、どっちかです。
相手に合わせて、自分の特徴を書く。
だから、自己PRと企業研究は一体です。
「オレはこんな人間だから、良かったら採ってよ」なんて姿勢では、やっぱり企業も欲しくないですよね。
(スーパープログラマーとかなら別でしょうけど)
「御社ってこんな人が必要なんですよね?私、こういう特徴持ってますよ」から入っていく方がいいと思います。
その上で、
「お、こいつウチにいそう」
「頑張れそう」
「お客さんの前に出しても恥ずかしくなさそう」
「面白そう」
「ウチで伸びそう」
と思ってもらえるといいんじゃないですかね。
以上が発散と収束でした。
明日は、スーパーマリオのスターの話をします。
就活と絡めて、ですね。