モリタヤスノブログ3.0

森田泰暢のブログです。福岡大学商学部の教員でヒマラボの代表理事でもあります。思えば遠くへ来たもんだ。

20180218-0220 ゼミでDMM.comさん、CookPadさん、LIONさん、Googleさんに訪問してきました

2月18日-20日、ゼミで企業訪問。
表題の企業様に訪問をお願いしまして訪問してまいりました。2年生のゼミ生15名プラスα受け入れてくださって本当にありがとうございます。
(ゼミ生もノリで「Googleとか行けたらいいですね」とか言うもんだから、実現させたかった)

オフィスの見学、約8か月間ゼミで取り組んできたことの学生によるプレゼン、それに対する企業の方からのFBをメインに。
LIONさんはミーティングだったけれども、学生同行OKとのことで3名ほど一緒に。

加速感、変革への姿勢、先端に立とうとする企業ばかり。
こういう企業の雰囲気を体で感じてほしいというのが一つ。
自分たちがやったことを一線級の方々がどう評価するのか、3年生以降にどうつなげていくのかを知る・考えるというのがもう一つ。


(頑張ってプレゼン!)


異なる事業を営む企業で、人事、デザイナー、営業の方からお話を伺ったのに、学生は「似たようなことを言われている」と感じていそう。
その思考や姿勢を身に付けていってほしいなあ。
私もゼミの方針等を立てる上でとても参考になる3日間だった。

以下学生のblogからコメント抜粋。本人たちはそうは言わないんだけど、ゼミトータルで見たときには結構いいポイントをわかろうとしてるように見える。


DMM.com

ゼミ活動(インタビューや観察)は、社会の基礎を学んでいる。今は、方法とかそこから得ることが分からなくてもその経験を生かしていくことで分かってくるから、とにかく何度も挑戦する
繰り返し挑戦することで、学んでいる段階から気づける人になることが大事
「分からないからとりあえずやってみる」ではなく「わからないから理解して分かってから進んでいく」べき。

ゼミ旅行☆第1弾☆ - haruerinの日記
繰り返す、分からないなら分かろうとする。

やることだけが目的なのか、やって成果を出すことが目的なのか、って話を聞いたときに、教師になることに一生懸命だったことを思い出した。今考えるとわたしは教師になることがゴールで、その先をあんまり深く考えたことがなかった。親には言われ続けてきたが適性はない!と今は思う。(その頃は努力すればどうにかなると思っていたが)。でも、沼ノ井さんが大きな夢とか目標は変わるものだって言っててなんかホッとしました。

2018/02/19-ゼミ旅行- - 最後に笑えれば
これも面白い話。やりたいだけ?それともやって成功したいの?ここの差は大きいし、地道なコミットメントもいる。

今までとりあえずやってみようでやってきたことをもっと数を熟した方がいいのかなと思った。

東京研修1日目 - falcosa15のブログ
量とスピード!来年以降のゼミのキーワード。

たまたまですが3分程度、森田先生と沼野井さんでゲームの話をすることができました。DMM内で作っているゲームのこと(主に艦これ)や、入りたいゲーム企業が求めている知識を身につけること、unityなどでゲームをたくさん作っておいた方がいいなど、自分にとってとてもためになるようなことを聞くことができました。

企業訪問① - kanake diary
こういうの大事。ちょっとの隙間に個人的な興味を聞いてみる。具体性が高ければ具体性の高いFBが来る。

うまく人間の欲求にアプローチした企業だなーと思いました。

東京1日目 - Sena's blog
まさにそう。

CookPad

UXデザインを私たちがうまく理解し活用するには現状として、学んできたことが点と点になっているだけなので、これからは、点を結ぶ作業が必要であると教えていただいた。
点と点を結ぶためには、目的・仮説・調査・検証の流れに対し、質を求めるのではなく量を増やすことが必要だと教わった。

企業訪問@東京1日目 恵比寿 COOKPAD - 良い花は後から🌸
量!やっぱり量!

フィードバックをもらった中で僕が1番重要だなとおもったのは、倉光さんが言ってくれた、「1回実行してみて何度も修正を繰り返す」というものでした。聞いた瞬間はデザイナーっぽい考え方だなと思いましたが、結局のところこの考え方はどの職種、またどの活動においても中心になる考え方であるため、とてもいいことを言ってくれたんじゃないかと考え直しました。また個人的な解釈になりますが、これは失敗を何度も繰り返しどんどん挑戦していき、その先にあるものを掴むことなんじゃないかとも思いました。

企業訪問① - kanake diary
早めに失敗してどんどん良くする!

私たちが今やっているゼミ活動は、どんな小さな目的でもいいからしっかり定めて何十回も繰り返し、ゴールまで1周繋ぐことが大事!
常に目的→仮説→調査→検証 を心がけたい
そして今は、質ではなく量を増やして、自分の引き出しを増やしたいと思った。
なんでも挑戦しないと始まらない
今は、目標を定め、インターンなどに積極的に参加しもっと知識を増やしたい
福岡じゃなく東京を目標にするのもありかもしれない

ゼミ旅行☆第2弾☆ - haruerinの日記
目標の広がり!

LION様

安心感を得られるオフィスでした。こちらでのお話で特に印象に残ったのはずっと変化しないことを追究するということです。
現状を疑うという視点をもつと人々の潜在的な欲求をいち早く、新しいモノ・サービスとして具現化できるようになると思いました。

12. 東京 ② - Blog
歴史あるメーカーの持つ落ち着き。メーカー行ったのに、サービスとしての具現化、なんてもう2年生から言えるように。

「販促に手貸してほしいんじゃない、それってせいぜい半年先程度やん」って感じのも、産学連携に求められてるものを改めて考えさせられてよかったなあ。

企業見学(東京)第2回の感想 - 原口顕人の週一日記
そうなんよね。未来を探ろう、未来を創ろう。

Google

"目の前の課題を解決することが目的で食堂も自販機もあくまでサポート役。目的があるから工夫が生まれる"

ゼミ旅行☆第三弾☆ - haruerinの日記
無料の食堂ほんとにあるんだ!というリアクションも多かったですけどもその背景はこれで。Googlerのミッションの話も面白かった。

企業の需要と供給で就職は決まったりするから、インターンでも「なんでここ募集してんやろ?」とか考えるのは大事らしい。天命なんだけど、人事はつくさなねってのはいい。

企業見学(東京)第2回の感想 - 原口顕人の週一日記
考えて考えて!

自分自身、将来の仕事として狭き門を目指しているからこそ目指す会社が必要としている能力・目標から不足している能力を身につけるべしというお言葉が身に沁みました。

12. 東京 ② - Blog
これも近いことをどの企業でも言われていた。ジェネラルな力を・・・なんてのんびりやってても東京の学生たちと相対比較になったら負けちゃうかも。じっくり育てる、なんて、もう存在しないなと改めて考えさせられた。


訪問を終えて

とにかく!自分が狭い世界で生きてきていたことを思い知った!
福岡から出たくない気持ちももちろんあるのだが、他県で働くのもありっちゃ〜ありかなあと始めて思えることができた。

2018/02/20−ゼミ旅行− - 最後に笑えれば
視野広がるね。

このようにアウトプットしているとあれも聞けば・見れば良かったということが次々と出てきました。

12. 東京 ② - Blog
書くと思い出す。ああすりゃよかったなって。でもそう思えたこととそれを記録することはいい。



これが全てではないので、体感として刻まれているものもありそうな気がする。書ききっていないことも。
とてもとても充実した時間。受け入れや調整をしてくださった皆様(沼野井様、倉光様、小久保様、東様、横幕様、山下様)に心より感謝申し上げます。