モリタヤスノブログ3.0

森田泰暢のブログです。福岡大学商学部の教員でヒマラボの代表理事でもあります。思えば遠くへ来たもんだ。

20181201-1202 サービスデザインワークショップ2018 台日合同(day2)

日台合同サービスデザインワークショップの2日目。
ヤフー大阪でKAマップの完成、UXパターンの作成、サービスデザインとアクティングアウト。



朝は少しKAマップの整理から。一旦自分で考えた案も話してみる。堤さんの気づきを早めに取り入れておいたほうが良かったなとも思いながら発表まで。



日本と台湾でアクティビティとしては同じだけども、質的な違いがあったりもする。同じようなことができるがゆえに、その違いを楽しめる。台湾にもガチャガチャはあるけど、日本でもやっぱりガチャガチャしてみる。「新しい発見がある」=楽しい、だけではない。その辺りもマップに最初から組み入れたかった。

KAカードの整理が良くないと、マップ上に良い関係性が描けない。そうなってしまうと、おもろいKAカードを書けたかの単発インサイト勝負みたいになってしまう。循環や立体的な価値の関係性を意識してサービス考えられなくなるんだよなあ。うーん。考察薄いけどまず発表まで。



他チームでKAマップ前で台湾の方々とディスカッションが始まったのは面白かった。これはこういう意味なのね、こう感じる人とこう感じる人がいるんだね、などなど。ユーザーとの共創を目の前で見られた。これは貴重な経験。個人的にはこの瞬間を見ることができた時にWSに参加した意義を一番感じられた。動画や写真も見ながらユーザーと話すのはやはりとても良さそう。



納得いくマップになっていないので、チームのなかでこういう関係性が作れたという共通意識が持てなかった。そういう背景もあり、UXパターンは3チームに分かれてそれぞれ考えていくことに。



それを基にしてサービス構築。アクティングアウトは、アクティビティシナリオがしっかりしていると国籍関係なく寸劇ができる。米田さんのパワポサポート、ナレーション良かった。小山くんの大量のバスケット型トレイも役に立つ。



浅野先生からは「みんな、少しずつ良くなってきているよ」という言葉もいただいた。身体化しきれてないから、個人的にはまだまだその実感はない。センスの調整みたいなことは頭の中でやっている。ワークショップがうまくなりたいわけではないので、またゼミでも学生と一緒に学びながら腹落ちと身体化をさせていこう。

山崎先生の講義もまさにビジネスとデザインを結ぶもので(というか本来は一体何だろうけども)、これまた自分がしようとしていた講義の参考にめちゃくちゃなった(というか山崎先生にやっていただく方がいいんじゃないかレベルですけども)。

集中してやる気のある人たちと過ごすのは学びがいつも多い。良い2日間だった。皆さま、本当におつかれさまでした。またこのような機会をご準備いただけた皆さまにも感謝いたします。


土曜日、大阪でペーパープロトタイピングしてくださっていた壇床さん、森浦さん、ありがとうございます!!