20220224 3年ゼミ研究発表会「好奇心を育てる場の条件」@アドアルファ社
杞憂だった昨日から1日。
domino613.hateblo.jp
今日はアドアルファ社でプレゼン。3年ゼミ生は6チームに分かれて「好奇心を育てる場の研究」という共通テーマで1年間研究してきた。その成果発表会。
3名の方に審査いただく。初めて聞く人にどう伝えられるかにはとても良い。
企業の方を相手に行うので、ビジネスパーソンとしてのプレゼンとしてどうかという観点もコメントに入っていると思う。そういうところがナイスで。
前期はインタビューや事例調査などをベースとした質的な調査から仮説を導出。後期はその仮説を検証すべく、アンケート作成なども行い、量的な調査を行った。
保育園になんども通って調査を組み立てるチームもあれば、母校で高校生にアンケートとらせてもらうチームもあり。泥臭さがいい。
「好奇心を育てる場」を「もっと成長したいと感じさせる部活」と言い換えて調査に臨むチームもあり。調査を進める中で、自分たちの言葉に置き換わっていくのは素晴らしい。私が立てたテーマを、自分ごと化している。「好奇心を育てる場の条件」は私が設定したテーマ。これを考える中で、自分たちは何をどう調べていくことなのかと言い換えられることが大事。「御社の経営理念に共感し、」とかいう人が就活でもいるけど、御社の理念が自分にとってどういうことだと言い換えらえるのか。私にとっての「少子高齢化」は「ヒマな大人が増えて子どもの好奇心を毀損する確率が高まること」と言い換えられる。
①人からの言葉 ⇒ ②自分(たち)の言葉 ⇒ ③自分たちだけで分かる言葉 ⇒ ④自分たちでない人が分かる言葉。
まず②までいって自分ごと化される。その後、段々④に向かっていく。③はゼミ内で発表したり共有する中で同じテーマに挑むものなら分かる言葉。④は今回のアドアルファさんのように初めて聞いても分かる言葉。
②から③、④と発展させるには、最初から相手に伝えるセンスがあるか、それとも、チーム外の誰かにプレゼンしてみて表現や論理を磨き上げられるか。つまり「誰かに見せる」「誰かに話す」という他者に頼ることが重要になる。
私は③の人間だから、全チーム何にトライしているかよくわかったし、極めて面白い発見もあった。めっちゃ面白い発表ばっかりだった。でも④になかなか行ってないチームもあった。これはもったいない。良いものをいかに伝えるか。就活前にはいい経験だよね。ゼミ生みんな良いひとたちなのに伝わらなかったら大変だ。
伝わるのはよいけど「で、なに??」とSo Whatの質問をされるチームもある。あれ?これ何を明らかにする研究だったっけか?
後期1位だったチーム、前期はダメで泣いちゃったりで。でもコミュニケーションも頑張りながら、目的に立ち返りまくっていた。これは何のためにやるのか、設定したゴールからずれていないか(と3年生blogの振り返りに書いてあるw)。
satomatomako.hatenablog.com
テーマを自分たちの視点でとらえ直し(言い換え)、目的は何かをブラさず調査して、良いものを初めての人にうまく伝える。
言葉にすると平易なことに見えるけど、全部やり切るのはなかなか大変なんだよね。
良いものが伝わらなかった悔しさ、伝わったのにゴールがちょっとズレてた悔しさ、そういうのもあったかもな。終わった終わったとホッとしたりも。
皆さんホントにおつかれさま。結構力ついてきたと思うよ。卒論がとても楽しみ。
就活もあるけどESとかどんどん送ってもらえればすぐ直す(いまのところなぜか他のゼミ生のES直したりしているw)。