モリタヤスノブログ3.0

森田泰暢のブログです。福岡大学商学部の教員でヒマラボの代表理事でもあります。思えば遠くへ来たもんだ。

「発散と収束」の「発散」:就活の時期ですね。その1

天下一品のラーメンって、なんで深夜になると急に想起されるんでしょうね。

ま、それはさておき。

うちの1年生も、就活就活とざわつきはじめております。
(短大なので、1年生からやるんですよね。当たり前ですけど)

昔やってた仕事柄、色んな方の職務経歴書を拝見する機会や、また、2年前くらいから就活生のESも見せてもらえる機会はありました。それを踏まえて、個人的にいいかなと思う、自己分析、自己PRについて書いておこうと思います。色んなやり方があるんでしょうけど。

自己分析と自己PRにおいて大切なのは、
「発散」と「収束」です。

簡単に言うと、「発散」はまずどんどん振り返り、まとめず、書き散らすこと。
「収束」はまとめていくこと、ですね。

で、今日は「発散」についてです。

これはもうひたすら過去を書き出す。
いつ何をやったか書きまくりです。
一旦、「考えた事」は置いといて。

例えばホームステイなら、

  • いつホームステイっていう選択肢が出てきたのか
  • どうやってその選択肢に触れたのか、そして選んだのか
  • ホームステイまでにどんな準備したのか
  • どうやって行ったのか
  • 行って何やったか
  • どうやって帰ってきたか
  • 帰ってきて何やったか

などなど。

「大学に2時間かけて通ってた」とかも含めて。

やったこと書けたら、今度は思った事、考えた事をどんどん書いていく。

  • なんでその選択肢を選んだのか
  • 何を考えながら、どんな気持ちで準備してたのか
  • 行ってギャップを感じたことは何か
  • 帰りながら考えてたことは何か
  • 帰って国内で感じたことは何か

どんどん書いていく。
やったこと思ったこと起こったこと、どんどん書いていく。
考えた事書いて、またやったことに戻ってもいいですよね。

「発散」なので、「まとまり」はありません。

書けるだけ、ひたすら書いていく。

このひたすら書いていった、行動と考えの総体が、エントリーシート、履歴書、面接で書ける、話せるほぼ全ての引き出しです。

「あぁまとまらない・・・」なんて悩む必要はありません。ひたすら書くでいいんです。

それでもって、書けたら、今度は自分の「特徴」を探す。

「あ、こういう時にこう考えるんだな」
「こういう状況では、私、こう行動するんだな」

そういう思考や行動の「特徴」を探すんです。


「強み」や「弱み」を探すんではなくて、探すのは「特徴」です。


自己PRしなきゃいけないのに、なんで「強み」を探さないのか。
「短所は?」って聞かれるかもしれないのに、なんで「弱み」を探さないのか。

それはまた明日。