モリタヤスノブログ3.0

森田泰暢のブログです。福岡大学商学部の教員でヒマラボの代表理事でもあります。思えば遠くへ来たもんだ。

20160223UXファーストステップ参加したメモ @グルーヴノーツ

昨年開催されたUX Japan Forum2015からの続きで、振り返り会。
私も参加者として。
アンカンファレンス形式での振り返りやおよび活動や問題・課題の共有など。

ux-fukuoka.connpass.com

UX Japan Forum 2015 登壇者の坂田さんと平野さんもオンラインでのビデオ会議で参加してくださいました。

私は学生に教えるときのヒントがほしいなと考えて参加をしていたので、これからUXについて知りたい、知識を身に着けたいという方々がどう考えているのかなどを知りたいと思っていました。

UXについての関心や課題だと感じていることなどについて参加者が相互インタビューして出てきた話題を整理。その中から今回のディスカッションテーマとして「そもそもUXって?」「知識を身に着けたい」「手法について知りたい」「具体的にどう活用していくのかが課題」という4テーマが出てきていました。


偶然でしょうけども

UXについて知る⇒もっと知識つける⇒手法を学ぶ⇒現場で活かす、

と段階的なお題。



知識を身に着けたい人にとってはUX FUKUOKAのメンバーはロールモデルとして良いですね。



知識を身に着けたいゾーンに座っていた人の行動がとても興味深く。

手法系や現場で具体的に活かしたい人に対して、坂田さんや平野さんがアドバイスされていた内容を細かにメモされていました。
どうやって知識を得るか?というより、坂田さんの「UXの手法を追うのをやめましょう」という言葉で知識を求めるよりも、具体的なステップやそもそもUXって何やることなんだっけに意識が動いてたように見えました。

ひとつ手前やひとつ先、ふたつ先のステップを知ることで、現在自分が何をすべきかっていうことが良く分かるんですね。

浅野先生がインタビューは、その次のアウトプットを何にするかが決まってないとやりにくいと仰っていたことを思い出しました。


今回は、「そもそもUXって?」「知識を得たい」「手法を知りたい」「現場でどう活かそう?」と、結果的に時系列でうまく段階にグラデーションがかかったお題でディスカッションできていたのが良かったのかもと感じています

そのグラデーションを観察させてもらっていたような気がしました。同一の場の中で複数のテーマを走らせながら協調的に学習するヒントですね。

教えたい伝えたい欲求がある自分にはとても興味深い場であり、知識を求めたい人のきっかけやどこで躓くのか、まず何をやらせるとよさそうかのヒントがたくさんあってかなり充実しておりました。